2021/02/06
先の1月22日に仙台市の新たな基本計画(2021~2030年度)が仙台市総合計画審議会より郡市長に答申されました。
これは今後10年間の仙台市のまちづくりの指針となるものです。その理念は「挑戦を続ける、新たな杜の都へ~ ”The Greenest City”SENDAI~」です。
東日本大震災から10年という節目を迎え、このタイミングで基本計画が策定されるのは大きな意味があると思います。
最初に、「挑戦」と来たのも意気込みが感じられます。
「杜の都」は言わずもがな仙台の代名詞。「Greenest」については多様な意味と高みを目指すという方向性を込めたとしていて、これについては賛否あるようですが(汗)、「新しい杜の都」をみんなで考えていきたいものです。
東京および首都圏、大阪および近畿圏他、日本各地に主要都市があってそれぞれの良さがありますが、地域特性や環境をみると、仙台は世界の中の日本、のこれからの魅力ある都市として大いなる可能性を秘めているのではないでしょうか。
この答申書の中には仙台市の各区ごとの分析や課題も書かれていて、具体的な理想像や具体策を書かずに方向性を示したということではありますが、我々市民の身近なこととして、とても興味深い内容となっています。
この答申書は仙台市のホームページhttps://www.city.sendai.jp/machizukuri-kakuka/shise/zaise/kekaku/shin/toushin.html
に掲載されていますので、是非ご覧になっては如何でしょうか。
あわせて、中間案に対する市民からの意見などもとても色々で、こちらも生の声として面白いです。
私が思うのは、こういったまちづくりと同時に市民の暮らしづくりが大事だということです。
実行にあたっては多種多様な困難もあると思いますが、常に弱者の視点を忘れず、仙台に暮らすすべての人のために柔軟性をもって進めていただきたい。
まちづくりのハード面と、人が優しく住みよいソフト面の両面をして、まさにGreenの持つ特色(私も拡大解釈しますが(笑))をもって、魅力的な仙台市となるよう目指し、それが東北各地へそして全国へ波及していく、くらいの想いで、ひとつひとつ実現していってほしいと切に願います。